不動産投資コーチの静岡大家です。
新築見学会がちょうど開かれていたので、これから大家さんとともに見学に行きました。
新築見学は目的を持っていかなくていけません。そうしないと新築の匂いに、そしてオーラにやられてしまいます(笑)
新築見学の目的は大きく分けて2つです。
自分が新築する時のための勉強。
自分の物件との比較。
ひとつめは、間取り、導線、意匠、構造、梁・柱イメージなど、現物は勉強になります。新築の予定がある人は絶対に見るべきですね。
施工者、仲介会社、不動産会社の人と顔をつなぐこともできます。やはり現地で見学し、いろいろ質問していれば先方の記憶にも残ります。新築の予定があれば、積極的に現地で現物を見るべきです。
もうひとつが僕たち築古所有者にとって重要です。
それは現在の比較ではなく、これから供給されていく物件のスペックと自分の物件のスペックを10年後の賃貸状勢を考え予想するために見学します。場所も違えば、対象も違うので単純な比較は難しいですが、予想する事は大切な事だと思います。
これから市場に投入される物件ですので、少なからず賃貸市場に影響を与えるはずです。新築と築古ですから比較の対象ではありません。しかし新築の家賃設定が、築古の家賃設定に影響を与えることは間違いないです。
そして10年後には、いま新築の物件も中古です。ライバルになるかもしれません。
今回の家賃設定は高すぎると思いました。そうしないと施主が建築へ踏み切らなかったのかもしれません。一巡目はなんとか埋まるでしょうが、それ以降は空室が増えてくると予想できました。
そのまま空けていてくれればいいのですが、家賃を下げて埋めにこられると、お客さんが持っていかれます。賃貸に住むお客さんの数は決まっているので、いい物件(家賃と希望が合致した物件)からお客さんが決まっていきます。
まあ、実際には家賃だけでなく、立地・設備・駐車場有無・周辺住人の属性・・・いろいろ検討されて決まっていくので一概にはいえません。ただ一つ大切な事は、検討される土俵には登らなくてはならないということです。土俵に上がるためには、これから必要な設備、間取り、トレンドはしっかり抑えておきたいということなのです。
一つ目の目的と同様に、実際に関わっている人とリアルで会うということは、築古所有者にも重要です。今回は案内していただいた仲介会社の営業マンを、持ち上げておいて、最終的には『僕の物件を決めろよ』とプレッシャーをかけて(笑)おきました。
いづれにしても、行動すれば何かしら得るものがあります。新築見学会に参加する事もおすすめです。
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