できる男の条件

 

 

先日大家仲間のYさんと飲みに行きました。17時からではありません(笑)

 

その大家さんは自営をされていますが、いつも沢さんと「ランチなう」とかメールしてきたり、平日にゴルフ行こうとメールしてくるなど、仕事をしている雰囲気がありません。確かに不動産で食っていけるほどの規模の大家さんですがお店もちゃんとあるのです。

 

その彼とお話して気づいたこと。

 

できる男は忙しく見えない。ということです。もちろん彼も見えないところで仕事をしています。当たり前ですが・・・私と同じ朝を有効に使っているのですね。彼は商店街で働いているのでおつきあいも多いのです。その間をぬって仕事をこなし、遊びもこなし、不動産のこともこなしているのです。

 

しっかり計画をたててひとつずつこなしているから忙しそうに見えないのです。まさにできる男です。

 

翻って自分のことです。いつも後手後手にまわり、バタバタしてしまっています。無理な計画だったり、自分の能力を過大評価したり・・・笑。

 

ここまで書いてきて思い出しました。やはり忙しく見えている人間はダメなんです。これは私のサラリーマン時代にも同じことがありました。

 

ゼネコンに勤めていましたので、現場監督を見ていればその工事の進捗・現場の雰囲気・最終的な建物の出来ががわかります。その一番最初のチェック項目が「忙しそうに見えない」ということなんです。

 

忙しそうということは段取りが下手なんです。そして人間ですから時には失敗もしますが、そこでも余裕で振る舞えるのです。だいたい現場監督が落ち着かなくては現場がまともに動く訳がありません。そのために現場監督がいるわけですから・・・

 

私は現場の請求書等の事務的な補助をするために現場を行き来していましたが、できる監督ほど請求書がすでにできている。間違った処理をしていない。現場事務所がきれい。監督が涼しい顔をしている。などの特徴があります。

 

ダメな奴ほど請求書処理ができていない。間違っている。事務所が汚い。徹夜をしたのか目が真っ赤。できていないのはいいとしても、間違った処理を指摘すると逆ギレする(笑)などの特徴があります。

 

この法則が間違っていたことはありません。100%です。汚い現場でいい仕事はできません。

 

でも、監督って本当に忙しいのですよ。要は段取りなんですよね。

 

で、どんな突貫現場に行っても、できる監督はきっちり仕事ができています。ここに能力の差がでてきます。最終的には社内で完成検査というお客様に引き渡す前の検査があるわけですが、当然できる監督は一発OK。できない方の監督は何回か手直ししてやっとOKとなるわけです。

 

当然ですが、お施主様(建築主)によっては、監督をご指名で発注をいただくケースもあります。ですから、建築される場合は会社だけではなく監督にも注意が必要です。現場監督によって建物のできがまったく違うことが「よく」あります。

 

まあ、人間ですから個々の能力に差があります。当然です。でも、少しでも理想に近づけるように日々過ごしていきたいですね。

できる男