大家にとっての消費税増税

岩

今頃かよと思うことがあります。税金の話です。消費税が8%になる前にはそれほど騒がなかった人達が今頃、今度は恐怖を煽るように3%増税後の怖い社会を報道していたりします。

 

騒がなかった国民が悪いのですが、私はこのブログで3%の衝撃については語ってきたつもりです。実際。3%分(翌年からは5%分)はどこからとれるのだという話です。賃上げが出来るのは公務員と上場企業くらいではないですか。

 

私達一般ピーポーはその分を取り返す術を持っていないのです。まあ、わかっていることは生活を切り詰める。消費マインドが減退する。景気が悪くなるという悪循環です。賃上げを確実なものとしてある程度の時間を持って増税するのがよかったと思いますね。まあ、決まったことですからそれはいいとして、

 

これからどうしようという話です。

 

税金は取れるところから取るという基本スタンスがある以上、家賃に消費税をかけることも十分考えられます。大家にとって仕入れには消費税を払っていて、受け取りにの家賃には消費税分をいただいていないというお話はあります。しかし消費税に取られる分を入居者からとれるかというと難しい部分もあることも事実です。結局は大家さんが一番苦しい立場になるのかなと思ったりしています。

 

では、どうすればいいのかという問題ですが私にもわかりません。ただ私は現行家賃はあくまで税抜きですので税込み価格に改訂させていただくつもりではいます。その際には退去も予想されます。一気に抜けられるとやはりツラいです。

 

結局のところ、不動産で得たキャッシュはやみくもに使ってはならないなと思うのです。