ワタミがブラック企業と名指しされています。
本当にそうでしょうか?私はワタミはブラックではないと思います。本当のブラックというのは辞める事ができない企業だと思います。ワタミは簡単に辞められると思いますよ。過労死する前にやめるべきでしょう。
世の中には本当にブラック企業というものが存在していて、そこは辞める事も許されない(辞めると言おうものなら激しい制裁があるそうです、まあ、ークザさんみたいな組織でしょう)のだと聞いています。これはブラックというより奴隷制度ですから、正しく処罰されて欲しいと思います。しかし多くの会社はそこまでではないでしょう。
しかし亡くなった方がいます。本当に辛いことで、あってはならないことだと思います。親御さんのことを思うと会社に怒りをぶつけたい気持ちはよくわかります。
しかし私は、この怒りの向け先は会社ではなく日本の教育制度であると思っています。先日から書いていますが、日本の教育は就職できる人間を養成する工場と化しています。会社を辞めることや批判することなどができないように洗脳する教育です。そして就職することが当たり前という洗脳です。
20年以上かけてこの教育の中で育ちますから、簡単には洗脳が解けません。そして今回のような痛ましい事件が起こるのです。
本来、私たちはもっと自由なはずです。死ぬまで働くなんてロボットと同じではないですか。会社を辞めたいほど辛かったらやめたらいいし、過労死する前に休めばいいのです。でも、できなくされているのです。
前にも書きましたが、経営者とすれば労働者を働かせるのは当たり前なんです。生かさず殺さず、すり切れるまで使うんです。労働力という単位ですから。同じコストなら壊れるまで働かすでしょ、使うでしょ。サラリーマンの「安心」(と思われている)の代償はかなり大きなものです。本人達が一生懸命やっても、そうでなくてもサラリーというコストがでていくのです。経営者としてめいいっぱい使うのが当然の責務でしょう。
悲しいけれどこれが現実です。だから嫌ならやめろって、辞める勇気がないなら死ぬ気で働けって(笑)でも本当に死ぬ前には辞めなさい。ということだと思います。
今の教育制度は経営者にとっては非常にありがたい教育制度だと思います。不平や不満も言わず働き続ける良質の労働力が手に入るのが日本の強みです。
つまり資本家にとって有利にできているのです。考えてみれば当たり前です。ルールを作るのは資本家または資本家の息がかかった者達だからです。
こんな悲惨な事件が起きないようにするためにも、幸せの形は一つではないということを広めていきたいですね。
ちなみにですが、ワタミ会長が元祖ブラック企業(笑)の某引越屋さんにお勤めで企業資金を貯めた話は有名です。そして目標金額が貯まればさっさと退職したのです。ブラック企業は利用するところです。利用されてはいけません。ワタミ会長は起業という夢があった。一般人はなかなか夢さえも持てない世の中です。しかし必ず何かがあります。死ぬまで働いてはいけません。