当初より5年以内の外壁塗装は予定していましたが、ここまでの空室は予想していませんでした。
昨日は友人の大家さんとランチをともにして情報交換をしていました。以前にも登場いただいた大家さん(というか、何度も登場してますね。全国的にも有名な大家さんです)ですが、最近のお話の中で印象的な言葉で「仲介会社に頼っていたてはだめ。入居者は自分で決める」というものがあります。
この大家さんはコミュニケーションも人脈も(ご商売をされている関係もあり地元人脈がハンパ無い)すごいのですが、なにより気合いがすごいですね。ほとんど自分で決めています。
その大家さんに言われてしまいました。
「外壁なんとかしなよ。これじゃ紹介もできないよ」
そうなんです。自分でもわかっていたし今期始めの修繕の予定に入っていたのです。すでに見積もりも取ってあるのですが、その見積もりの額がハンパない。そんな状態で空室が発生して金融機関に借り入れにいくのをためらっていました(できれば入居率がいい優秀な大家さんとしてみてもらいたいという思いがありました)
そんなこんなでずるずる遅くなり、塗装は悪くなるは、空室は増えるはという悪循環に陥ってしまいました。
空室対策には内部よりも外観が大切だということはセオリーです。自分でもわかっていたのに見積もりの金額をみたらビビってしまったのです。物件の価値を上げる・維持する投資の決断を悩むなんて大家として失格だと思っていました。しかし、いざ当事者になるとなかなか決断できないものですね。
自分で書いていて本当に私はカリスマ大家にはなれないなと思います。でも、普通の大家の実態をみれるブログとしては今日のブログは意味があるのではないでしょうか。
これから大家さんを目指す方は、このブログを笑ってみるだけで終わらず、ご自分に置き換えて考えてみていただきたいと思います。
人間とは弱い生き物です。その時になって慌てなくていいように常に悪い方向についても考えておくことも大切だと思います。
自分という人間の小ささを再確認する今日この頃です(笑)
それにしても、塗装の業界って本当に怖くって、私がこの物件を買った当初は本当にきれいだったんです。その後、色が褪め始めたなと思ってからの劣化がすごいスピードでした。聞けば塗料が悪いようです。塗装屋さんにいわせればいくらでも安い塗料でやることもできるようです。
前オーナーがどのような考えで、金額で、塗装したのかはわかりませんが、おそらくお金をかけていないんでしょうね。賃貸経営は経費と税金との戦いです。私も大家ですから経費を抑えたい気持ちはよくわかります。
私は長期ホールドを予定していますので安かろう悪かろうにならないように気をつけたいと思います。