昨日の記事を書いていて思い出したことを記しておきたいと思います。
どの不動産投資の本やセミナーでも「出口戦略」が大切だとされています。
内容は様々です。売却しろ・するな・立て替えしろ・するな・・・100人いれば100人の出口がある訳です。なかなか一概にはいえません。しかし私は明確に売却を考えていました。
その理由が駐車場です。この物件には駐車場がついていません。すぐ隣の駐車場を借りるというスタイルです。この駐車場の大家さんが高齢の方で、将来的に不安ということがありました。相続対策のアパート建設はなさそうですが、子供は多そうなので「争族」はあるかもしれません・・・
多くの地方都市がそうであるように、静岡も車社会です。というか、車なしで生活できるのは東京くらい?でも、東京だって駐車場料金が高くなければ皆さん車は欲しいと思います。静岡県であれば生活必需品です。
私鉄の駅は近いのですが、駐車場がないというのは致命的です。そして駐車場のない物件が安くないと入居者がつかないということに最近気づきました。物件を買った当初は、車がない人に取っては割安でいいのではないかと考えたのですが、車がない人はごくごくまれです。やはり敷地内に駐車場が欲しいところです。
運営してみなければわからなかったのですが、単純に駐車場を引いた金額の家賃では決まりにくいです。ほんの僅かですが、駐車場まで歩く分の手間がかかるため、家賃を安くする必要があったのです。ギリギリで買ってしまっているため、家賃は下げたくない。しかし入居者は選んでくれない。そんな日が続きます。
今日のブログのポイントは
地方において駐車場を甘く考えるなということです。私のような単純な思考回路の人はいないかもしれませんが、駐車場の有無はその物件の生命線にもなる可能性があります。よくよく調査が必要です。
私のように、「車のない人にとっては割安に住める」と単純に大家サイドの見方だけしか持たないことは危険です。気をつけてくださいね。