私に不動産の相談をしてくれた読者の残念な報告をお伝えしました。彼の敗因は何でしょうか?
答えは現金不足です。
最初にお会いした時に一番心配したのもそこでした。確かに今は銀行がお金を貸したくて仕方ないようです。ですが、誰にでも貸してくれるわけではありません。やはり現金(キャッシュ)を持っているほうが強いです。
そして交渉も「これだけ出せるから、残りを貸して」ということでお願いにいくのです。そこから流出するキャッシュの額を引き下げる交渉をする。これが正しいやり方でしょう。
頭から「金はない。あっても出さない。でも融資しろ」ってのは、ちょっと虫が良すぎるということです(笑)
肝心なことは、話のきっかけを作った後の交渉はシビアにビジネスするということです。つまり、あくまでオーバーローン・フルローンを目指すということなんです。
何度も書いていますが、キャッシュ イズ キングです。キャッシュがなくなることは極力避けるというのが正しいということです。これは私の投資法の神髄でもあり、そのこころは「自分の身を守る」ためです。さらには、続けてお金を借りるためにも必要なことです。
オーバーローン・フルローンは無理と決めつけている人がいます。何も最初から諦める必要もないわけで、自分の身を自分で守るためには出来ることをすることは当たり前です。
ちなみに、これは私のポリシーです。ここが私のリスクヘッジでなわけです。考え方は人それぞれあって、やり方も千差万別です。一つの方法として検討に値すると思います。
現金の重要性がわかっていない人間に、不動産投資をやる資格はありません。そのくらい重要な要素です。