不動産投資(経営)・・・それが本当の成功だったのかは長い年月をかけて検証していかなくてはならないことです。いま、成功しているつもりになっても、なにかことがあればあっという間に吹っ飛ぶという危険性はあるわけです。
本来は数千万、数億の買い物するわけですから、その建物・土地が本当に20数年は大丈夫なものなのかを判断するべきなのですが、そこまでの検証をできないまま投資に臨むことがほとんどだと思います。
調査を売り主側がしておいてくれて、購入価格に含んでおくというような文化があればいいのですが、日本ではまだそのようなシステムは機能していません。往々にして投資用の建物は粗末に扱われています。今後何があるのかはわかりません。
建物だけでなく、未来永劫に価値が上がる土地というものも存在しません。地価は下げ止まったと言われますが、土地の価値は下がる。まだまだ下がるということを私たちは学んだはずです。
安心はできないのです。
私を含め築古を買われている人は、これから修繕の費用をしっかり考えておいた方がいいでしょう。不動産投資において、キャッシュを出すことは誰にでも出来ます。
トータルで勝たなければ意味がないわけです。不動産投資(経営)で得たキャッシュをうまく使う。これが本当の勝負だと考えています。