同じ価値観は共有できない。僕らはそんな時代にいる。

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私は不動産に興味がある人だけではなく、今まで不動産に関わりがなかった人にも「人生にかける保険」としての不動産を紹介したいという思いがあったことはお伝えしたと思います。

 

人生にはどんな試練が待っているのかは誰にもわかりません。とりわけ生活を支えていた会社の雲行きが怪しいです。

 

リストラ・倒産・・・様々なリスクがあります。

 

今が1970年代の高度経済成長期であれば、このような心配をする必要はなかったと思います。しかし時は流れ、上記の他にも、企業のブラック化、新規採用の抑制、会社の寿命の短期化、消費税増税、賃金上昇なきインフレ、最近は、あまりいいお話を聞くことがありません。

 

最近の増税に関して言えば、

 

主な理由である社会保障費(特に年金)に関しては、現在62歳以上の方が最後の逃げ切り世代かと思います。ほぼ絶望的な状況なことは誰もがわかっています。2050年には1.2人で1人の老人を支えることになるようです。これからの政策等によっては、改善するかもしれませんが、私たち世代は、

 

「年金はない。いま支払っているものは税金」

 

という意識が大切です。早いところ潰れてくれるのを待つばかりです。どうせ支給されないのなら払いたくないと思うのも当然ですが、やはり準備の出来ていない世代の世話は見てあげなくてはならないと思います。しかし私たち世代が後の世代に支えてもらおうと考えるのはどうかなと思うわけです。だから私は、払いますが支給はされないと腹をくくっています。残念ながら、私たち世代は、安穏とは暮らしていけません。なんらかの準備をしていかなくてはならないのです。その準備として私は不動産をすすめています。

 

このようなことは、あなたもきっと考えているでしょう。そしていろいろなチャレンジをしているかもしれません。私はいろいろなチャレンジをし、失敗してきました。最後に残ったのが不動産といった感じです。

 

私たちは、私たちの親世代とは同じ価値観を共有することはできません。もう常識が変わってしまったのです。一生懸命会社に尽くし、がんばっていれば報われる。そんな時代はもう二度と来ないでしょう。しかし生活の糧を与えてくれる会社はありがたい存在です。自らの力を精一杯振り絞って働くことは当然のことです。それが自らのスキルアップにつながります。

 

自営は、言うまでもなく、一生懸命働かないと破綻します。本業で全力を尽くして仕事をしていたら、家に帰ったらバタンキューが当たり前です。私事ですが44歳になりました。ますます体力の衰えを感じています。1人の人間が出来ることは限られています。1人で出来ること以上のリターンを得られるもの、つまりレバレッジが効いたものを手に入れておく必要があるのです。

 

これまでもお伝えしてきた通り、いいことばかりではありません。確かにリスクもあります。ただトレードオフで考えて「非常にいい」と断言します。私には不動産しか答えが見つかりません。