私の物件に入居していただいたお客様が、
生活している雰囲気がありません。
入居はもう半年も前のことです。
家賃は毎月しっかり支払われています。
しかし、どうみても生活感がない・・・。
死んでる???
大家なら一度や二度味わったことがあるはず。
え、私だけ(笑)
私の所有物件は、
女性の一人暮らしとご年配の方が多いです。
連絡が取れない、家賃が入金されないとなると
『死』
この一文字が浮かんでしまいます。
終の住処として選んでいただけるのは
ありがたいことですが、
自殺や孤独死はなんとしても避けたい。
もちろん自分の物件への影響もありますが、
なにより悲しすぎます。
そんな悲しみの現場には立ち会いたくない。
これが本音です。
自主管理の場合、
その現場に一番に踏み込まないといけない
可能性が高いわけです。
これが私が恐れる自主管理の恐怖です。
年配の一人暮らしもありますし、
女性の一人暮らしは離婚経験者です。
心配は心配です。
で、今回の件は離婚された女性の方。
富士山が見えるお部屋がいいと気に入って
借りていただきました。
冒頭に生活感がないと書きましたが、
気づいたのは郵便箱の折り込みチラシが
満杯になっていたからです。
勝手に片付けるわけにもいかず、
お部屋に・・・すると・・・
お部屋のドアポストにもオリコミが。
おお~やべ~ど~しよ~。
とりあえず、におってみましたが、
よくわからない。
怖いのでとりあえず帰宅(笑)
参考になる資料をあさる・・・
覚悟を決めて本人と職場に電話を
かけてみようとしましたが、
その前に入居を決めてくれた仲介会社に連絡。
管理はまかせていないものの、
対応していただけるということになりました。
その担当者は、
「家賃が入ってるならいいじゃないですか~」
なんて明るく話されるので、
心が折れそうになりました(笑)
で、本人に連絡。通じたようです。ホッ
なんと、まだ入居されていないようです。
これはちょっと前の話ですが、
現在も入居されていません。
なんか怖いです・・・。
アパート管理してるといろいろあります。
でも『死』については考えたくないですね。
少し前にアパートに残された
子供の白骨死体が発見されました。
父親の虐待の末に放置され7年ほど
放置されたのです。
痛ましい事件で涙が止まりませんでした。
私たち大家は、
このような事件に関わってしまうリスクが
常にあるのだということを理解しておく
必要があります。
家賃は払われ続けていたわけで、
大家としては全く問題のないところです。
むしろ大歓迎なシチュエーションです。
かといって、
こうしたらいいというアドバイス的な
お話はできないのですが、
そんなリスクもあることをお伝えします。