元建設会社勤務サラリーマンが見る太陽光発電のリスク どうせならジャンジャンいっちゃって〜

太陽光

セーフティーなんチャラという助成金と抱き合わせで太陽光発電を導入しました。「太陽光は俺の夢」っくらいの勢いでやっちゃいました(笑)電気代うんぬんよりもただただやりたかったのです。

 

セーフティーなんちゃらと太陽光発電そのものとお話ししたいことがたくさんあるのですが、今日は太陽光発電そのものの話です。

 

私は自分でも導入していますし、あなたにもおすすめはします。しかし、非常にリスクがあるということは認識しておくべきだと思います。たくさんあるリスクの中で経験者である、元建築屋としてのリスクをお伝えします。

 

ズバリ屋根です。

 

建築屋がどこに一番気を使うかといえば、雨仕舞です。雨仕舞というのは、簡単にいえば雨漏りさせない仕組みです。雨(水)はちょっとしたミスでいろいろなところに回ってしまいます。静かに音もなく・・・。むしろジャンジャンもれてくれたほうがいいのです。わかりやすいので。問題はわかりにくい漏れです。徐々に進行し、建物を破壊します。

 

今回太陽光発電を屋根に乗せたのですが・・・予算の都合上・・・防水をやり直していません。もしかしたら防水と一緒にやればもう少し不安は少ないかもしれません。今回はそんなわけで、既存のシート防水の上に土台と架台を設置して行きました。ということはシートに孔をあけるのです。嫌なものでした。現状において雨漏りしていないのなら触りたくない部分です。それを自ら孔をあけるなんて・・・・。もちろんその後に土台設置面をしっかり防水処理するのですが・・・。元建築屋としてはコンクリート養生についての不安もあります。

 

職人さん・・・養生の重要性がわかっていませんでした・・・。強度に関してもわかっていませんでした・・・。土台の中の配筋も間違っていました・・・。太陽光発電の会社が発注する屋根屋さんは、職人ではなく、人足です。注意が必要だと感じました。とはいえ、知識がなければ気にならないところですので、あまり現場に行かなければよかったと反省しました。

 

屋根に関しては祈るのみです。もちろん見れる範囲では指示を出しましたが、すべてはカバーできていません。高いところが嫌いなので、もう登りたくもありません。そんなわけで、忘れがちな太陽光発電のリスクについてでした。