いまさらですが、全賃フェアのことを書いてみます。沢さんのセミナーにて面白い話がありましたので、その話を書きたいと思います。沢さんとは、ご近所でもあり大変お世話になっています。実はこの話もセミナーではサラッと過ぎてしまったので後日、プライベートで詳細を確認してきました。
沢さんはサラリーマン大家の草分け的存在で、興味にある方は本を買ってみて欲しいのですが、プロフィールがおもしろいです。まさに波瀾万丈です。ここまで資産を大きくしたのもすごいのですが、私が普段からお付き合いさせていただいて感じるのはリスク管理のスゴさなのです。
おそらく失敗から学んでいるのではないかと思います(笑)
それでは本題に入りましょう。
不動産における大きなリスクのひとつに金利の変動があります。住宅ローンでは長期固定のフラット35などの商品がありますが、資産拡大または事業として不動産を購入する場合、この手のパッケージ商品がないため、借り入れをする銀行の規定にそったローンが組まれます。まず借り入れをすることが重要ですが、今回のお話は、知識をひけらかすためにも(笑)融資を引く際にお話してみると効果があると思われます。
では、行きます。
1 耐用年数以上の融資期間をとれるか確認する。
2 元金均等の支払ができるか確認する。
3 繰り上げ返済をできるか確認する。
4 融資を3本程度に別けられるか確認する。
よくわかる解説
1・・・毎月の支払額に大きく影響するのは融資期間です。リスク管理のためにもできるだけ長い融資期間を設定できる方が有利です(いたづらに長くしてはダメです)
2・・・こう書きながら私は元金均等の支払をしていません。しかし昨今の経済情勢を考えると、元金均等も検討すべきだと感じています。
3・・・以前から伺っています。スゴい勢いで借りていますが、同時にスゴい勢いで返してもいます。通常元金均等もあまりないところで、融資期間を長く取り、しかも融資期間はそのままに繰り上げ返済しています。もちろん銀行は嫌がるはずです。手間がかかり、金利手数料が取れなくなりますから(笑)しかしこれを高頻度で実施しています。
4・・・今回はじめてお聞きしたネタでしたので電話で再確認させてもらいました。一つの不動産を適当に3分割してローンを組んでいるそうです。こうすることによっていざという時に、小額のローンを完全に返却してしまい借金額を減らすことができます。これも銀行は嫌がるはずです。面倒なことですから。多くの銀行から、多くの借り入れをしているからできる技かもしれません。しかし、リスクヘッジの考え方は学ぶべきものがあると感動しましたので今回このネタを公開してみました。
何度も書いていますが、リスクを常に考え、減らす努力をするこのことは不動産に限らず大切なことだと思います。是非あなたの今ある環境でのリスク管理を見直してみて下さい。